Château Climens

シャトー・クリマンス Château Climens

オーナーおよびマネジャー:ベレニス・リュルトン Bérénice Lurton

(ソーテルヌ-バルサック格付け協会会長に2008年4月に就任)

シャトー所在地:ボルドー地方、バルサック村

原産地呼称(AOC):Barsac AC (1855年格付け Sauternes-Barsac 1er Cru Classé)

葡萄畑面積:30ヘクタール

栽培葡萄品種:セミヨン100%

土壌および下層土:もろく亀裂の入った石灰質の下層土の上に鉄分を含む赤い砂、粘土質。

樹齢:35年    植樹密度:6600本/ha  台木:リパリア・グロワール、101-14、420A

平均収量:13hl/ha グラン・ヴァンの平均収量:7hl/ha(いずれも過去20年間の平均値)

発酵:フレンチオーク樽で、野生酵母のみによって発酵(新樽は35~45%)

樽熟成:20~24カ月


年間生産本数:シャトー・クリマンス 25000本から30000本(過去20年の平均値)

セカンドワイン:シプレ・ド・クリマンスCyprés de Climens


歴史と由来:「貧しく、痩せた土地」を意味するクリマンスの名前は1547年に発行された契約書に初めて登場し、16世紀後半には葡萄が植え付けられた。創立以来、わずか5つの家族が所有し、ひとつの畑からなるこの土地の大きさは現在に至るまでほとんど変わってない。1855年のソーテルヌ(-バルサック)の格付けの際にはプルミエ・クリュに格付けされた。1971年にメドックに数多くのシャトーを所有するリュシアン・リュルトンが買収。リュシアンが1992年に所有シャトーを子供たちに分割した際、末っ子のベレニスが22歳でシャトー・クリマンスを受け継いだ。以来、ベレニスはこの伝説的ともいえる格付けシャトーのワインにさらに磨きをかけ、かつてないほどの輝きとエレガントさをもたらした。


貴腐菌発生に好条件なクリマンスの葡萄畑:バルサックの地区内で最も標高の高い場所に位置し、シャルトリューズ様式のシャトーを取り囲むようにひと続きに30ヘクタールの葡萄畑がある。斜面上にある、特徴的な土壌により、排水性がよい。また、この地区のミクロ・クリマにより貴腐菌が早くから発生する。霧と日差しの交互の影響により、貴腐菌が熟した葡萄に広がり、偉大な甘口ワインには不可欠な濃縮と骨組みをもたらす。


栽培と醸造の巧み:優れたテロワールのみならず、栽培の徹底的な気遣いと管理により、収量は非常に低く抑制される(年毎にも差がある)。収穫にあたっては、完璧な貴腐葡萄(果粒)のみの粒選りを行う。収穫のタイミングごとに圧搾、分けられた果汁はそれぞれ個別のフレンチーク樽で野生酵母のみによって発酵を行う。樽熟成が終わるまで、何度も試飲と選別が行われ、厳格に、真に素晴らしいヴィンテージの特徴をもったワインだけをアッサンブラージュ、シャトー・クリマンスとして瓶詰めされる。これまでに、シャトー・クリマンスが造られなかったヴィンテージは1984,1987,1992,1993。また、やはり貴腐ワインであるセカンドワインのシプレ・デ・クリマンスですら造られなかったヴィンテージもある。

このページはワインと食とSakeの情報誌ヴィノテークの協力により翻訳、編集されました。

ホームページ:www.chateau-climens.fr

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